「楽しむことを思い出した日〜未来への道しるべセッションより〜」

先日、「未来への道しるべセッション」にお越しくださったのは、
ヒプノセラピーとカードリーディングをされている、
とてもあたたかくて優しい雰囲気の女性でした。

セッションの冒頭、彼女は静かにこう話されました。
「自分の内面を見ようとすると、思考が止まってしまうんです…」

私には、それが“直感を無理やり掴もうとしているような姿”に感じられました。
まるで手探りで真っ暗な空間に手を伸ばし続けているような——
地球を見下ろす天使の姿も、人々が気になって心ここにあらずのように見えました。

一枚目に現れたのは、《ワンドの守護者 ラファエル》
神聖な癒しの天使のカード

直感は、がんばって掴もうとするものではなくて、
心がゆるんで、自分と自然に一致したときにふっと訪れるもの。
頭でなんとかしようとするよりも、
“今この瞬間に何を感じているか”に意識を向けることが、
大きなヒントになるのかもしれません。

彼女はふと、
「〜しなければ、に縛られていたかもしれない」
と、静かに気づきを口にしました。
その瞬間、彼女の中で何かがほどけはじめたのを感じました。

2枚目に現れたのは、《ハートの８》
“相反する力の統合”を意味するカード

彼女の場合、それは「思考と自己愛」の統合ではないかと感じました。

数字の８の形に、手足をつなぐマーマーとマーメイド。
その姿は、まるで無限（∞）の循環を表しているようでした。
彼女が「通じ合った」と感じたセッションの瞬間に、このカードが現れたことに、
深い意味を感じました。

以前、彼女はこう言っていました。
「10人のうち2人に『思ってたのと違った』と言われて、少し凹むんです」
でもその時、私はこう感じたのです。
残りの8人は『ピッタリだった』と伝えてくれている——
そこにもっと目を向けていいんだよ。
その調和に気づくことが、きっとこれからの彼女の癒しになると。

そして3枚目は、《赤ずきんちゃん》
無邪気な旅の始まり、インナーチャイルドのカード

未来の彼女の姿は、楽しそうに旅立つ女の子。
その指には、蝶々がそっと止まっていて、
「節目節目でいつも蝶々が現れるんです」と彼女は微笑みました。

蝶は変容と再生の象徴。
それは、彼女の人生の中にいつも見えない導きがあったことを、
やさしく教えてくれているようでした。

誘導瞑想で見えた未来の彼女の暮らしには、
あたたかな光が差し込んでいました。

家の中には平積みにされた本。
一番上には、
『楽しむ』というタイトルの本があって、
表紙には幼稚園児が描いたような、くしゃっとした笑顔が描かれていました。

近くには植物図鑑、ストレッチの本——
身体と自然と調和した、やわらかな暮らしの匂いがします。

そして、テーブルには色とりどりの便箋。
彼女は、カードリーディングで降りてきた言葉を、
ひとりひとりに合わせた便箋に手書きで綴っていました。

使っているのは、黒い万年筆に藍色のインク。
誠実に、静かに、自分の言葉を届けようとする姿がとても美しくて、
「伝わるかな…」と小さく微笑む口元が、
彼女のまっすぐな想いを物語っていました。

やがて、そのお手紙を受け取ったクライアントさんが、
「まさに今、これが起きているんです！」と驚きと感動を伝えてくれたそうです。

言葉が、時間を超えて、心を震わせる。
彼女の手紙は、“ただ伝えるため”ではなく、
“魂と魂が触れ合う手紙”になっていたのです。

そして最後に、未来の彼女からの贈り物がありました。

それは、
薄いピンク色に光り輝く、勾玉のような石が連なったブレスレット。

たくさんの石がきらきらと光を放ち、
それが彼女には「たくさんのお守り」に感じられたと言います。

まるで彼女の歩んできた道のりが、すべて宝物だったと祝福するように。
過去の痛みも、不安も、すべては自分の守りとなり、
今ここにいる彼女を、静かに包んでいるようでした。

「未来へのみちしるべセッション」を受けてくださったクライアントさまから、
心に残るご感想をいただきました。

人生の節目に、そっと立ち止まって自分と向き合う時間を選んでくださったこと、
そしてその旅路を一緒に歩めたことに、深い感謝の気持ちでいっぱいです。

ご本人のご了承をいただき、シェアさせていただきますね。

あの日、彼女が手にしたカードたちと、
見えた未来の景色、そして心の奥に宿った「たのしむ」という感覚。
それは、彼女自身が自分をもっと信じて、
もっと自由に羽ばたいていくための「道しるべ」だったように思います。

誰かに喜ばれることを願いながらも、
「本当にこれでいいのかな…」と不安を抱えていた彼女が、
未来では、自分の言葉を信じ、光に変えて、誰かの心に届けていました。

そんな未来の彼女の姿を、そっと見せてもらえたこのセッションに、
私もまた大きなギフトを受け取った気がしています。

✉️ もし今のあなたにも、

「楽しむこと」を思い出したい瞬間があるなら――
未来のあなたは、きっとこう言ってくれるはずです。

大丈夫。
あなたはあなたのままで、もう充分に輝いているよ。

どうか、その声に耳を澄ませてみてくださいね。

🌿さくら

さくら

助産師/セラピスト

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助産師として、いのちの声と心のさざめきに耳をすませてきました。
流産・死産を経験された方へのグリーフケア、 赤ちゃんを迎える心の準備、
幼い日の自分をそっと抱きしめる癒しの旅

「ここにいるよ」と、やさしい記憶と未来を結ぶ場所で、 光の糸を手繰り寄せています。