プロローグ　ごあいさつ

はじめに　〜ここにいるよ〜

見えないものにそっと触れ、
命の声に耳を澄ます。

「いのちの和（わ）」は、
やさしい記憶と未来を結ぶ
場所として生まれました。

この場所にふと立ち寄ったあなたが、
ひとときでも
あたたかな光に包まれますように。

「小さな私」

まだ言葉も拙く、
ただ世界を感じていた小さな私。
光も、闇も、
すべてをそのまま受け取っていた。

「孤独」

誰にも届かない声。
誰にも頼らず歩こうと、
小さな胸に誓った日。

「鎧」

傷つかないように、怖くないように
気付かぬうちに、
重い鎧を見に纏っていた

「出会い」

誰かのあたたかな眼差しに、
少しずつ、鎧の隙間から
光が差し込みはじめた。

「変容」

自分自身の内側に、泉が湧く。
忘れていた本当の私に、
ようやく手を伸ばす。

さくら

「まずは深呼吸。そのままのあなたで、大丈夫」

はじめまして。「いのちの和」主宰の さくら です

助産師として、20年以上にわたり妊娠・出産・子育てに関わるお母さんたちのそばで歩んできました。
現在は保健センターに勤務しながら、「いのち」にまつわるよろこびや悲しみ、癒しの時間を届ける活動をしています。

私自身も、いのちと向き合う中で、迷いや痛みを抱えた経験があります。だからこそ、一人ひとりの物語を大切に、「どんな気持ちもあっていい」「そのままでいいよ」と伝えられる場所をつくりたいと思いました。

グリーフケア、ヒプノセラピー、インナーチャイルドワークなどの学びも重ねながら、
専門家として、そして一人の人として、そっと寄り添う時間をお届けしています。

目に見える命も、
まだ形を持たない命も、
どちらもこの世界に確かに存在し、愛されるべきもの。

そう感じるようになったとき、
わたしの心には一つの想いが生まれました。

― すべての命に「ようこそ」と伝えたい。

生まれてくる命をあたたかく迎える「ようこそ赤ちゃん」。
見えないけれど今も共にいる命へ、静かに手を合わせる「グリーフケア」。
そして、わたしたち大人の中に息づく小さな宝物＝インナーチャイルドとの「心の旅」。

それらはすべて、切り離すことのできない、
いのちの大きな流れの中に、やさしく結ばれています。

この場所「いのちの和」は、
過去でも未来でもなく、今、ここにある命にそっと光をあてるために生まれました。

あなた自身のいのちに、そっと耳を澄ませてみませんか。
きっとそこに、忘れかけていたあたたかい記憶と、
これから歩んでいく未来への優しい灯りが見えてくるはずです。

安心して、あなたのままでお話しくださいね🍀

生きていく中で、喜びも、悲しみも、そしてまだ言葉にならないような感情も、
すべてはわたしたちの中で静かに響き合っています。

助産師として、セラピストとして、
命のはじまりに立ち会い、別れに寄り添い、
そして大人になった心の奥にある小さな命＝インナーチャイルドの声を聴く中で、
わたしは気づきました。

それぞれのいのちは、ひとつひとつがかけがえのない存在であり、
悲しみや痛みを抱えながらも、なお、光を放ち続けていることに。

この場所「いのちの和」は、
そんなすべての命に優しく触れ、再び結び直す場所でありたいと願っています。

悲しみを消すのではなく、
喜びだけを追い求めるのでもなく、
ありのままのあなたの命の輝きを、そっと包み込む場所として。

「いのちの和」では、あなたの命の物語にそっと寄り添いながら、
３つの小さな扉をご用意しています。

どの扉を開くかは、あなたの心が決めてくれます。
いつでも、必要なときに、ふっと立ち寄れる場所でありたいと願っています。

さくら

助産師/セラピスト

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助産師として、いのちの声と心のさざめきに耳をすませてきました。
流産・死産を経験された方へのグリーフケア、 赤ちゃんを迎える心の準備、
幼い日の自分をそっと抱きしめる癒しの旅

「ここにいるよ」と、やさしい記憶と未来を結ぶ場所で、 光の糸を手繰り寄せています。