🕊️過去を癒し、未来へ羽ばたくセッション

〜未来の自分が教えてくれた、新しい物語のはじまり〜
先日お迎えしたのは、作家として歩んでいる「村川 久夢」さま。
たくさんの“やりたい”があふれる日々。
その楽しさの中で、時折体調を崩してしまうという悩みを抱え、
「どうしたらバランスよく生きられるのか?」というテーマで
未来への道標セッションにお越しくださいました。
🃏カードが導いてくれた、魂の物語
■現状:シンデレラ
過去に母との関係で「無条件に愛された記憶がない」という長い葛藤を抱えてこられた彼女。
けれど、最近では夢の中で優しいお母さまに出会うことが増え、
果物の皮をむいて差し出してくれる姿に癒しを感じておられました。
このカードに描かれた鳥たちが運んできた新しいドレスは、
「自分の作品を心から愛してくれる読者」そのもの。
かつての痛みを超えた先に、彼女はもう新しい衣をまとい始めているのです。

■気づき:ワンドの3(創造の喜び)
3人のフェアリーがそれぞれの楽器を奏でるこのカード。
彼女はそれを自分の中にある3つの声として受け取りました。
- 何がしたいか
- どんな人でありたいか
- 迷ったときは、それをやって「楽しいかどうか」
一番大切なのは“3”。
「楽しいかどうか」が、彼女の魂のコンパスでした。
その言葉に、私の胸も静かに震えました。
「楽しいを人生の真ん中に」——まさに私のスピリットと響き合う瞬間でした。

■未来:ハートのエース(新しい愛のはじまり)
海から昇る大きな赤いハートを、2人の人魚が支えているこのカード。
彼女が描いた未来は、自身の言葉が誰かの心を自由にする力になること。
かつてのように“どうせ私なんか…”と心に蓋をしてしまう人たちに、
希望の扉をそっと開くような、そんな言葉を綴っていきたい。
それが彼女の本当の夢であり、使命でした。

✍️彼女の夢とこれから
彼女の夢は「新人賞を取ること」ではありません。
それはかつてゼミの先生が願っていたビジョンでした。
彼女が本当に叶えたい夢は、こちらです。
幼い頃の心の傷で生きづらさを抱える人が、自分を低く見る“心の制限”を外し、
夢を叶えられるように。そのメッセージを、ブログや小説を通じて発信しつづけること。
必要としてくれる読者が私を見つけられるように、
ブランディングして“目印”をつくっていくこと。
その真摯な思いに、私も心がじーんと熱くなりました。
この道を歩む彼女の姿は、きっと多くの人の希望になると信じています。
🧘♀️未来の自分との出会い〜瞑想セッション〜
導入瞑想で訪れた場所は、かつて暮らしていた実家。
今はもうないその家の中で、20代の姿の彼女が
楽しそうに鼻歌を歌いながら過ごしていました。
その姿は、辛い過去の記憶を
自ら“楽しい”という感覚で書き換えた証。
机にはワープロ、万年筆、詩や短歌が書かれたノートが並び、
彼女の魂が自由に羽ばたいていました。

やがて彼女の姿は、91歳の女性へと変化。
美しい着物ドレスを颯爽と着こなすその姿は、
年齢を重ねてもなお、情熱的に生きる未来の自分そのものでした。
🌟彼女が描く未来ビジョン
- 70歳までに少なくとも5冊の本を出版したい
- 出版記念パーティーでは、お気に入りの着物ドレスを纏って
笑顔で読者と交流する自分が、はっきりと見えている
その姿は、私にとっても“憧れの未来の象徴”でした。
🎁未来の彼女からのギフト
青汁のような色の薬
「疲れたときに飲むと回復するよ」と笑顔で差し出された未来からの処方箋。
彼女らしい、実用性とユーモアにあふれた優しい贈り物でした。
📝久夢さまからのご感想
🌸さくらさんへ
『インナーチャイルドカードと誘導瞑想セッションの感想』
さくらさん、先日はインナーチャイルドカードのセッション、誘導瞑想セッションを本当にありがとうございました。
インナーチャイルドカードと誘導瞑想、どちらもとてもリラックスできて、ずっと落ち着かずそわそわした感じだったのが、ゆるんで静かになりました。
◆インナーチャイルドカードのセッション
まず、インナーチャイルドカードのセッションでは、
1枚目に「シンデレラ」が出た瞬間、
「ああ! このカードが出たか……」という想いが胸に広がりました。
特に、シンデレラのそばに描かれていた「はしばみの木」が、
母そのものであるように思え、静かに見守ってくれているという
感覚が胸に残りました。
優しい表情の母と「はしばみの木」がかさなり、母との関係に一つの区切り、
あるいは超えるきっかけをいただけたように思いました。
2枚目の「ワンドの3」は、明るく希望に満ちたカードで、
今の私が持っている「3つの軸」としっかりつながりました。
迷った時に立ち返る大切なものを再確認できて、
未来への指針を与えてくれるようなカードでした。
そして3枚目の「ハートのエース」では、
これから何かが始まりそうな予感を感じました。
小説やブログを通して、私の書くものが誰かの心に届きはじめている……
そんな手ごたえを感じ始めていたタイミングだったので、
大きなハートの絵が、私の作品のようにも思えて、力づけられました。
◆誘導瞑想
後半の誘導瞑想では、未来の私に会いにいったのに、
若き日の自分が現れて驚きました。
私の部屋は昔そのままで、木製の物干し台や窓から見える京都タワーが、
とても懐かしかったです。
でも、おばあさんのはずなのに若い未来の私が、
「めっちゃ楽しい! どれが一番楽しいかなんて決められない!」
と言っていたのが、今の私へのエールそのものでした。
途中から、未来の私は和服をリメイクした
ゴージャスなドレスを着た91歳の私になりました。
91歳のわりには、素顔で肌も綺麗、今を楽しんでいる感じで、
田辺聖子さんのイメージと重なりました。
「やりたいことは何でもやりや」
「でも、限度がないのはあかんで」ということばに、ちょっと苦笑いでした。
また、未来の私がくれた「疲労回復のサプリメント」という
ギフトにも思わず笑ってしまいました。
今の私に本当に必要なものを、ちゃんとわかってくれているようでした。
ハグではなく、握手をして別れたのも、私らしい選択だったと思います。
その手の感触の美しさ、やわらかさは、今も心に残っています。
◆全体の感想
改めて、人にセッションしてもらうことの大きな効果を実感しました。
ことばにすることで気づけること、心が整理されること。
私はセラピストとしても活動してきましたが、
今回の体験でセッションを「受ける側」になって、
インナーチャイルドカードのセッションも誘導瞑想のセッションも深さを、
しみじみと感じました。
本当にありがとうございました。またぜひ、次の機会もよろしくお願いいたします。
とっても素敵な「セッション振り返りシート」もありがとうございました。
大切にします。
村川久夢
🌱を終えて、私の中に芽生えた想い
このセッションを通して、私は改めて感じたことがありました。
久夢さんが自分の内面と丁寧に向き合い、
特にお母さまとの長年の葛藤や繊細な感情に
ご自身の言葉でやさしく光をあてていかれる姿に、私は深く心を打たれました。
「ことばにすることで気づけること、心が整理されること」──
その力を信じ、文章という形で自己対話を続けてこられた彼女だからこそ、
今回のセッションもまた、ご自身の内なる旅の大切な節目となったのだと思います。
誘導瞑想の最中、未来の自分に会いに行ったはずが、
まず現れたのは、若き日の彼女でした。
そこで彼女は、楽しく鼻歌を歌いながら日常を過ごし、
「どれが一番楽しいかなんて決められない!」と屈託のない笑顔を見せてくれました。
その姿に、私の胸もあたたかくなり、
まるで一緒に旅しているような感覚で、私自身が嬉しくて、ドキドキして、
笑って、時に感動して……
もしかしたら、一番楽しんでいたのは私かもしれません☺️
セッションの中で出会った彼女の未来像──
91歳になっても情熱的に、自分の言葉で誰かの心を照らしている姿。
そこには一切のあきらめがなくて、ただただ“自分らしく在る”ことへの喜びが満ちていました。
そして、あの握手。
実は久夢さんは、「ハグをした記憶がないから、ハグが苦手」とおっしゃっていました。
だから私は、そっと握手へと誘導しました。
その手のぬくもりが、彼女の心の深い部分にやさしく残ったことも、
とても大切な出来事だったように感じています。

私はこれまで、たくさんのセッションを受けてきましたが、
最近は「他者の目を通して自分を知る」という感覚から、
「自分の内側と静かに向き合う時間」こそが本質だと感じるようになりました。
そして今、夢療法がまさにその問いと向き合う
“未来への道しるべ”になってくれています。
今回のモニターセッションを通して感じたのは、
出会えた方々との時間がどれほど豊かで深かったかということ。
皆さんが本当に唯一無二の存在で、それぞれの魂が持つ輝きを私は何度も見せてもらいました。
心から、ありがとう。
これからもこの「未来への道しるべセッション」が、
必要な方の心にそっと寄り添い、
新しい物語の一歩を踏み出すきっかけになりますように。
未来は、もう始まっています。
“楽しい”という感覚を、どうか道しるべに──🌱