四世代がつむぐ、いのちの和 〜今日出会った赤ちゃん訪問より〜

こんにちは、さくらです。
今日の赤ちゃん訪問で、心があたたかくなるご家族に出会いました。
四世代が助け合う、ひとつ屋根の下の暮らし
今日伺ったのは、3人目のお子さんを出産されたママのご家庭。
印象的だったのは、88歳のひいおばあちゃんが、今もなお現役で家事やお孫さんのお世話をされていること。
とても朗らかで優しく、にこやかな姿が印象に残りました。
ご主人の実家のすぐ隣に若いご家族が暮らし、実家にはおばあちゃんとひいおばあちゃん。
四世代が自然に助け合いながら日々を営んでいる様子は、まさに「いのちの継承」そのものだと感じました。

命はつながり、循環していく
生まれたばかりの赤ちゃんを中心に、代々の命が手を取り合って続いている…。
その光景は、忙しい現代ではなかなか見られないものかもしれませんが、
そこには確かに「いのちの豊かさ」がありました。
子宝にも恵まれ、笑顔があふれる暮らし。
それは豪華でも華やかでもないけれど、静かに満ちるような、豊かな幸せのかたちでした。
家族のかたちは、それぞれに
もちろん、訪問で出会うご家庭はさまざまです。
実家との距離感があったり、夫婦だけでがんばっていたり…。
家族の形は一つじゃないし、どの形にも、その人なりの葛藤や愛、そして学びがあります。
大切なのは、「それぞれの命が、どんなふうに助け合い、めぐっているか」を感じること。
今日の出会いは、そのことを改めて思い出させてくれました。
おわりに 〜いのちのスケッチ帳として〜
こうして日々の訪問の中で出会うエピソードは、どれも心に残る“いのちのスケッチ”です。
誰かの記憶や励ましになるように、これから少しずつ、この場に綴っていきたいと思います。
そのお家の玄関先には、思いのままに咲いた小さな花々が、
まるでカーテンのように彩りを添え、そっと迎えてくれました。
その傍らには一本のオリーブの木。
「昨年、小さな実を初めて付けたんです」と、別れ際にママが教えてくれました。
命は花開き、実を結び、また次の季(とき)へとめぐっていく――
そんな自然のリズムを、玄関先の風景がそっと語っているようでした。
いのちは、静かに、でも確かに、つながっている。
今日もまた、やさしい命のめぐりに出会えたことに感謝して。
