夢の記録

【夢が教えてくれたこと】

sakura

― わたしの原点と、未来を照らす城 ―

🌸 娘の入園式の夢 ― はじまりの扉

ある朝ふと目覚めたとき、胸に残っていたのは、娘の保育園の入園式の夢でした。
娘は少し緊張しながらも、新しい世界へ足を踏み出していて、
私はその姿を静かに見守っていました。

保育園は、子どもにとって初めての社会との接点。
そして母にとっては、子どもの自立と成長を実感する大きな節目。

この夢は、きっと私自身がかつて経験した「初めての分離」や
「巣立ち」を思い起こさせるものだったのだと思います。
私たちが誰かとつながる前にまず最初に体験するのが、“母子関係”。
その基盤が、人との関係性のすべての土台になっている。
そんな原点に、改めて意識が向けられた夢でした。

❄ アレンデール城の夢 ― 心の奥にある理想の世界

しばらくして見たもう一つの夢。
娘と訪れたディズニーランドの奥深くに、パステルカラーのアレンデールの城が
そびえ立っていました。
あまりに高くて、スマホの画角には収まりきらないほどの存在感。

でも、場所を変えてみると――
そこには、全体を見渡せる広いスペースがありました。

ショーが始まり、からくり時計のような仕掛けが動き出し、
私は白く柔らかなイカ焼きを娘と分け合いながら、
その空間の美しさと穏やかさに包まれていました。

👁 視点を変えると、見えてくる ― 夢からのメッセージ

この夢で私が強く感じたのは、「見方を変えることの大切さ」。
カメラの画角に収まらなかった高い城も、立ち位置を変えることで、
ちゃんと全体像が見えた。

育児や支援の現場でも、それは同じかもしれません。
見えている“つもり”のものも、見方を変えた瞬間に、まったく新しい意味が立ち上がってくる。

そしてこれは同時に、**「ありのままの自分を愛する」**という、もう一つの夢のメッセージでもありました。

🌟 ありのままの自分を愛するということ

『アナと雪の女王』のもう一つのテーマは、
「人の目を気にするのではなく、自分を受け入れる勇気」

エルサが凍らせてしまった世界は、外に対する恐れと、自分自身への不信が生んだものでした。
でもそれを溶かしたのは、アナの真実の愛であり、
最終的には、エルサ自身が「自分の力を受け入れたこと」だったのです。

私の見た夢の中で、意外にも選ばれて出てきた白くて柔らかいイカ焼き。
本来なら歯ごたえがあるはずのものが、“やさしく受け入れやすい姿”で現れてくれたことにも、
**「思い込みを外して、本来の自分に触れてみて」**というメッセージを感じました。

「イカを選んだつもりじゃなかったけど、ちゃんとおいしかった」――
そんな小さな発見が、「これがわたしなんだ」と肯定する感覚につながるのかもしれません。

🤱 育児中のママたちへ届けたい“無償の愛”と“自己受容”

私が赤ちゃん訪問や乳幼児健診で出会うママたちは、
「ちゃんとしなきゃ」「迷惑をかけられない」と、
社会や家族の目の中で、自分らしさを失ってしまっていることも少なくありません。

でも、育児がうまくいかない日があってもいい。
泣いても、悩んでも、それでもちゃんとママはママ。

私はそう信じています。

自分自身を愛せたとき、
はじめて、我が子にも「ありのままのあなたで大丈夫」と伝えられる。
だから私は、カードセッションや瞑想、ワークを通して、
“今のあなた”をそのまま受け止めるお手伝いができたらと思っています。

🏰 あなたの中にもある、アレンデールの城

あの夢に出てきたお城は、
遠くにあって、見上げていた「理想」ではなく、
自分の中にも確かに存在する「愛の記憶」や「育つ力」そのものだったのかもしれません。

アナのようにそっと寄り添い、
エルサのように自分の力を信じて歩む。

私はこれからも、
孤独な育児に悩むママたちの心を、
無償の愛と自己受容というあたたかい光で包み込めるような
サポートをしていきたいと思います。

🌈 最後に ― 夢の導きに感謝して

夢は、時にとても静かに、でも確かに私たちに語りかけてくれます。

「そのままで大丈夫」
「あなたの中に、もう答えはあるよ」
「焦らず、視点を変えてみて」

そんなメッセージに気づけた朝は、
ほんの少し、心がほどけて、新しい一歩を踏み出せる気がします。

育児も人生も、すべては“今のわたし”から始まっていく。
そのことを、夢が優しく教えてくれた気がしています。

ABOUT ME
さくら
さくら
助産師/セラピスト
助産師として、いのちの声と心のさざめきに耳をすませてきました。
流産・死産を経験された方へのグリーフケア、 赤ちゃんを迎える心の準備、
幼い日の自分をそっと抱きしめる癒しの旅

「ここにいるよ」と、やさしい記憶と未来を結ぶ場所で、 光の糸を手繰り寄せています。
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